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茨城県剣道道場連盟について

茨城県剣道道場連盟

(一般財団法人 全日本剣道道場連盟 茨城県支部)

       会 長      雨 谷  益 水

       事務局 日立市十王町友部東2-3-2

                                  理事長  牛 坂  裕 彦

Tel.0294-39-2922

1.名称              茨城県剣道道場連盟

              (財団法人 全日本剣道道場連盟 茨城県支部)

2.設立              昭和50年1月26日

3.設立経緯

 「私設道場主」が道場精神を確立し,古来の剣道を残すため,道場相互の親睦と剣道による幼少年の育成を図ることを目的とし,昭和37年の京都大会に参集した道場主たちにより発起人会が設立された。翌38年に会長 大麻勇次,副会長 小沢丘,理事長 浅川春男,顧問 持田盛二の諸先生が就任,当県から小澤武水戸東武館長が関東地区常任理事として参画,全日本剣道道場連盟が発足した。

 少年剣道の普及という当連盟の目的達成と,全国組織へ発展のため各地区錬成会を計画,大麻会長を筆頭として,柴垣正弘,小澤武,太田義人,越川秀之介,小笠原三郎,高野武,等の先生方が全国を行脚し組織作りに尽力された。

 昭和41年7月,日本武道館において「第1回全日本少年剣道錬成大会」を開催し,連盟としての体制を確立した。その時,佐藤栄作内閣総理大臣より“魁”の揮毫と共に,「剣道は激しいものです。それは不屈の闘志,強固な体力を要します。剣道は静かなものです。それは美しい姿勢,清い心を要します。人は厳しい鍛錬によってのみ,みがかれます。一生懸命剣道の練習をすることによって,波涛のような強い意志,どんな失敗をもはね返す気力,強い体,正しく,清く,明るい心を持つことが出来ます。この体と心こそが日本を発展させ,世界を平和にし,人類を幸福にする礎です。諸君,剣道できたえた体と心を,勉学に生かしたまえ。未来は諸君のものです。」と,歴史に残る立派な激励の祝辞をいただいた記念すべき大会となり,以来38年,道場連盟のメイン行事として定着した。

 大麻会長のご逝去により昭和49年5月の同会長慰霊祭並びに定時総会で,会長 小沢丘,副会長 森下泰,柴垣正弘,小澤武,中村鶴治,の諸先生が就任,同時に規約改正を行い,名誉会長に笹川良一氏を委嘱し物心両面の支援をいただくこととした。

 同時に根本正男先生が関東地区常任理事に就任,昭和49年10月,全日本剣道道場連盟が財団法人の認可を取得,翌50年1月26日,水戸東武館において茨城県支部の結成総会が開催され,会員51名(道場主数)で茨城県剣道道場連盟が発足,下記の綱領と会則を議決した。

《 茨城県剣道道場連盟 綱領 》

「各道場の責任者は,夫々一国一城の主であり,或いは一国の宰相である。各自の道場の発展と,館生,会員の為に,一身を擲って尽くさなければならない。各自常に同等の権利と義務を持って発言し,履行しなければならない。従って,この連盟の会合においては,段,或いは技術の高低にかかわらず,絶対対等であり,怒号,抑制をしてはならない。お互いは相手を尊重して対応しなければならない。また,精神修養と剣技の錬磨は率先垂範して精進しなければならない。(会則1条から14条は省略)」

 以後,初代会長 小澤武範士八段のもとに,財団法人全日本剣道道場連盟の茨城県支部として,茨城県剣道連盟の絶大な助成を得ながら積極的に会員数拡大を図り各事業を遂行してきた。

 その後,第2代会長 羽賀幸雄範士,第3代会長 赤津正範士,第4代会長尾坐原實雄範士八段,第5代会長金谷光躬教士,第6代会長に羽賀紀正教士と会長こそ変遷したが,令和4年現在,第7代会長雨谷益水教士のもとに,全国一の会員数(120道場),少年会員登録数1,800名,全国大会優勝述べ15回(小・中団体および個人優勝)の実績を誇る,全国有数の組織となった。

4.歴代役員
(1)会 長
   小澤  武(昭和50年~60年3月)
   羽賀 幸雄(昭和60年~平成3年)
   赤津  正(平成4年~6年)
   尾坐原實雄(平成6年~15年)
   金谷 光躬(平成15年~平成25年)
   羽賀 紀正(平成25年~平成31年)
   雨谷 益水(平成31年~現在)
(2)副会長
   中村広修,羽賀幸雄,遠藤藤寿,
   望月四郎,飯島 榮,根本正男,
   麻生 弘,尾坐原實雄,金谷光躬,
   羽賀紀正,曾雌哲雄,淀繩 寛,
   雨谷益水
(3)理事長
   根本正男,尾坐原實雄,金谷光躬
   羽賀紀正,牛坂裕彦
(4)事務局
   勝田若葉会(昭和50年~平成10年)
   日立電線日高道場(平成11年~15年)
   十王町武道振興会(平成16年~現在)

5.現在役員
名誉会長 
会 長              雨谷 益水
副会長              牛坂 裕彦,小磯 仁宏
金井信行
顧 問              浅野 哲,海野 透,伊澤 勝徳
        長谷川重幸
金谷光躬,小澤 智,古谷 勲
小倉培夫,齋藤克朗,水田重則
石山陸紀,根本武雄,川島安則
曾雌哲雄,淀繩 寛,古谷 芳和
理事長     牛坂裕彦
副理事長         弓野政人
理 事    大窪裕壽,有川 貢,川上 篤
      吉田信二, 小松﨑一郎,中野雅文
小野泰之, 平石雅裕,落合茂樹
        平井勇一,小磯仁宏
監 事        小野 昭,飯泉省三
事務局長       金井信彦

6.会員数(加盟道場数)
119道場(全国第2位)
登録少年会員数(令和3年度)
小・中学生             1,820名
(全国第1位)

7.年間行事(参加数:令和3年度実績)
(1)県内行事
         中学団体:100チーム
         小低団体:61チーム

(2)茨城県少年剣道選手権大会(5月23日)
   兼 全国少年剣道選手権大会 県予選会
   参加数   小学生男子:269名
        小学生女子:147名
    中学生男子:297名
    中学生女子:182名

(3)茨城県剣道道場対抗剣道大会(8月1日)
   兼 全国道場対抗剣道大会 県予選会
   参加数  66道場

(4)茨城県ジュニア剣道大会(12月19日)
   参加者  未就学児から中学生:745名

(5)茨城県剣道少年団研修会(11月14日)
   兼 関東地区研修会 県予選会
   作文応募総数    :182作品
   入選発表者         小学生:20名
   中学生:10名

(6)県外行事
(a)全国道場少年剣道大会(1月5、6日)
    参加数     小学生団体:19チーム
          中学生団体:19チーム
 (b)全国少年剣道選手権大会(1月5、6日)
          小学男子個人:3名
          中学男子個人:3名
          小学生女子個人:3名
          中学生女子個人:3名
 (c)関東地区研修会(1月10日)
    兼 全国研修会 関東予選会
    参加者     小学生:1名 中学生:1名
 (d)全国研修会 兼 書道展(2月)

(7)後援行事
 県内の加盟道場主催で,永い歴史を持ち全国および近県より選手を招聘して行なっている大会を後援する。

(8)講習会
 (a)全国選抜少年合宿錬成会(4月初旬)
 (b)京都会員講習会(5月4日)
 (c)居合道講習会(11月中旬:東京錬成会館)
 (d)剣道指導者講習会
       (11月および2月:東京錬成会館)

 なお,県内の会員指導者講習会は茨道連独自では行なわず,茨剣連ブロック別講習会に積極的に参加,自己研鑽を積むよう奨励している。

(8)会 議
 (a)会員総会(4月3日)
 (b)理事会(3月および12月)

 また,全道連としては5月下旬および10月下旬に,理事・評議員会を開催,事業計画・報告,予算・決算報告,と都道府県各支部間の情報交換を行なっている。

8.今後の抱負並びに展望

 我が国の伝統と文化に培われた世界に誇る文化遺産である剣道を通じ,幼少年の心身を錬磨し国家社会に役立つ人材を育成するため,会員相互の連絡を密にし,全日本剣道道場連盟の中核であることを自覚し自己研鑽を怠らず,少年剣道を通して剣道界の発展に寄与する。

 剣道の理念に基づく,正しく強く高い水準の幼少年剣士の育成は勿論であるが,剣道技術以前の所作,礼法,躾を徹底指導すると共に,研修会(作文による体験発表)の充実を図り,文武両道を実践して,真の日本人を養成する。また,少年剣士の意欲向上と基本の充実を図り、剣道人口の増加に着眼して組織的に活を進めてまいります,

 以上を実現するため,茨城県剣道連盟からの更なるご助成・ご協力をお願いしたい。